Canvaがremove.bgをエディタに統合へ。ワンクリック背景削除ツールの新たな受け皿はここに
· 1 分で読めます
remove.bgは2026年12月1日にサービスを終了し、クレジットは失効、APIはLeonardo.Aiへ移行します。何が変わり、誰が影響を受けるのかを整理し、Web・一括処理・API・プラグインまで、bgCut.netへ10分で移行する方法を解説します。

2026年12月1日 9:00(CET)、remove.bgの単体Webサイトがオフラインになります。2021年にremove.bgの親会社Kaleidoを買収したCanvaが、このツールを自社のエディタに統合するためです。remove.bgを手軽で無駄のないツールとして使ってきた数百万人のショップオーナー、デザイナー、開発者にとっては、ひとつの時代の終わりです。同時に、次の選択肢を検討する良い機会でもあります。
具体的に何が変わるのか
- Webサイトが閉鎖されます。単体サービスとしてのremove.bgは2026年12月1日に利用できなくなります。背景削除は今後、Canvaのエディタ内でのみ提供されます。
- クレジットが失効します。未使用の従量課金クレジットは同日に無効となり、利用規約によると返金やCanvaへの移行は行われません。
- APIの移行先が変わります。セルフサービスのAPI利用者はLeonardo.Ai(同じくCanva傘下)へ誘導されますが、APIの仕様も料金体系も異なり、連携を一から実装し直す必要があります。継続されるのは既存のEnterprise契約のみです。
- プラグインと連携機能は終了します。Photoshopプラグイン、デスクトップアプリ、サードパーティ連携は、直接の後継なしに提供終了となります。
正確な文言はremove.bg公式FAQでご確認ください。ただ、方向性ははっきりしています。背景を削除するだけのシンプルなツールが必要なら、新しいツールを探さなければならないということです。
Canvaが誰にとっても代わりになるわけではない理由
Canvaは優れたデザインスイートですが、テンプレートと多機能なエディタを中心に作られています。remove.bgが愛されたのは、その正反対だったからです。画像をドロップすれば透過PNGが手に入り、それで完了。次の3つのグループは、直接の受け皿を失うことになります。
- ECチーム:何百枚もの商品写真を1枚ずつ編集するのではなく、同じ設定でまとめて切り抜きたい。
- 開発者:ショップやCMS、処理パイプラインからAPIを呼び出し、1秒でPNGが返ってくることを前提にしている。
- フォトグラファーやマーケター:エッジを細かくコントロールしたいが、そのために新しいエディタを覚えたくはない。
bgCut.net:remove.bgのワークフローをそのまま引き継げる代替サービス
bgCut.netは、まさにこの用途のために作られました。ひとつの作業を速く、きれいにこなし、プロが必要とするあらゆる利用手段を備えています。
1. 同じワンクリック体験で、エッジはさらにきれいに
アップロード、クリップボードからの貼り付け、URLの入力のいずれにも対応。約1秒でプレビューが表示され、その数秒後には、より高品質な2つ目のモデルが最終的な切り抜きを仕上げます。人物、商品、動物、車、ロゴ、グラフィックは自動で検出。髪の毛や動物の毛、半透明のエッジは柔らかなアルファを保つため、どんな新しい背景にも自然になじみます。
2. 最後の数パーセントは自分で修正
エディタには2種類のブラシを備えた切り抜きツールがあります。マジックブラシはエッジ検出を使ってパーツ単位で削除・復元するブラシで、対象の上を大まかになぞるだけでAIが輪郭に沿って変更を反映します。通常ブラシは、塗ったピクセルだけを正確に編集します。最大800 %までズームでき、ボタンを押している間は元画像と見比べることも可能です。背景は透過、単色、写真、元画像のぼかしから選べ、被写体に合わせたトリミングもできます。
3. サブスク不要の一括処理
最大100枚の画像を一度にドロップし、すべてに共通の背景と形式を選んで、ひとつのZIPファイルでダウンロードできます。月額プランはありません。クレジットはパック単位で6クレジット3ドルから購入でき、有効期限もありません。背景を変えて同じ画像を再ダウンロードしても、追加料金はかかりません。
4. 使い慣れた感覚のREST API
remove.bgと連携済みなら、移行は数分で完了します。エンドポイントもヘッダーもひとつだけです。
curl -X POST https://bgcut.net/api/v1/remove \
-H "X-Api-Key: bgc_YOUR_KEY" \
-F "[email protected]" \
-F "size=auto" -F "format=png" -o result.png
| remove.bgのパラメータ | bgCut.netのパラメータ |
|---|---|
image_file, image_url, image_file_b64 |
同じ |
size=auto|preview|full |
同じ |
format=png|jpg |
png|jpg|webp |
bg_color |
同じ(元画像をぼかした背景用のbg_blurも利用可能) |
crop, crop_margin |
同じ |
type=auto|person|product |
model=lite|fast|hq|portrait |
roi |
同じ(0–1で正規化) |
ヘッダー X-Credits-Charged |
同じ(+ X-Credits-Remaining、X-Free-Remaining) |
cURL、Python、PHP、Node.js、Java、C#、Ruby、Goのサンプルコードと OpenAPI仕様はAPIドキュメントに掲載しています。すべてのアカウントで毎月640 pxの結果を5枚まで無料で取得できるため、クレジットを購入する前に連携をテストできます。
5. これからも使えるブラウザ拡張機能とプラグイン
remove.bgがPhotoshopプラグインの提供を終了するのに対し、bgCut.netは独自のプラグインを提供しています。Photoshop UXPパネル、GIMPプラグイン(2.10および3.0対応)、右クリックメニューからあらゆる画像の背景を削除できるChrome、Edge、Firefox、Safari向け拡張機能、さらに一括処理用のコマンドラインスクリプトもあります。いずれも個人のAPIキーで動作します。詳しくは連携機能をご覧ください。
6. プライバシーと請求書発行もしっかり対応
画像はEU内にあるbgCut.netの自社サーバーで処理され、推測できないパスに保存されたうえで自動的に削除されます(ゲストは2時間後、アカウント利用者は30日後、またはリクエストに応じて即時)。購入ごとに正式なVAT請求書(PDF)が発行され、有効なVAT番号を持つEUの事業者にはリバースチャージにも対応しています。
remove.bgから10分で移行する方法
- 2026年12月1日までにremove.bgのクレジットを使い切るか、損失として処理しましょう。クレジットは引き継がれません。
- bgCut.netの無料アカウントを作成し、普段扱っている画像で試してみましょう。特に難しい画像では、モデルを「最高品質」に切り替えてください。
- 開発者の方:APIキーからキーを作成し、コード内のエンドポイントとヘッダーを差し替えて(上の表を参照)テストを実行してください。レスポンスヘッダーとパラメータは、あえて互換性を持たせてあります。
- チームの方:定期的な作業は一括処理ツールに移し、クレジット残高をチームで共有しましょう。請求書はいつでもダウンロードできます。
- プラグインをインストールしましょう。remove.bgで使っていたPhotoshop用プラグインやブラウザ拡張機能は、連携機能ページから入手できます。
よくある質問
bgCut.netは無料ですか?
処理とプレビューは無料です。登録ユーザーは毎月640 pxのダウンロードを5回まで無料で利用できます。フル解像度のHDダウンロードは1回につき1クレジットです。クレジットに有効期限はありません。
2026年12月以降もremove.bgのAPIを使い続けられますか?
継続されるのは既存のEnterprise契約のみです。セルフサービスのAPI利用者は、仕様の異なるLeonardo.Aiへ誘導されます。bgCut.netなら、互換性のあるパラメータを備え、ほぼそのまま置き換えられるAPIをご利用いただけます。
remove.bgと比べて仕上がりはどうですか?
bgCut.netは複数のオープンなセグメンテーションモデル(ISNet、BiRefNet、人物特化モデル)を使用しており、画像ごとに速度重視か最高品質かを選べます。一般的な商品写真やポートレートでは同等の仕上がりです。難しいエッジも、ブラウザから離れることなくマジックブラシで仕上げられます。
アフィリエイトプログラムはありますか?
はい。登録ユーザー全員に紹介リンクが発行され、紹介したユーザーが購入したクレジットの30 %を、その方が利用を続ける限り受け取れます。
